今日は中秋の名月でした。
お月さまに関して仏教ではこんなお話が。
昔々、ある森に一人の老僧がやってきました。お腹をすかせてひどく弱っています。
それを見つけたウサギとサルと山犬とカワウソは、老人のために食べ物を探しに行きました。
カワウソは魚を、山犬は肉を、サルは果物をとってきました。ところがウサギだけは何も手に入れることができませんでした。
ウサギは老僧に、薪を集めて火をおこすように言いました。
老僧が言われるままに火をおこすと、なんとウサギはその火の中に飛び込んだのです🔥
何も施すものがないウサギは、自らの焼いた体を老僧に施したのです。
その行為を目の当たりにした老僧は、実は帝釈天(たいしゃくてん)でした。ウサギの尊い布施(ふせ)の心を後の世まで知らせようと、月にウサギの姿を印したということです🌕🐇
仏教における布施の難しさと、布施の尊さを教えてくれるお話です。
ところで今日娘たちの小学校では、お月見ということで月見汁が出たそうです。ところが、小四の長女の月見汁の中に白玉餅が一つも入ってなかったらしく、とても悲しかったそうです😿
その分、夕食でお月見団子をたくさん食べてました🎑