一会一生(いちえいっしょう)

広島市東区にある正廣寺(しょうこうじ)副住職の気ままなブログ

お盆の朝

アップするのが遅れたのですが、昨日の朝6時半くらいかな、空一面にひつじ雲が広がって、思わず見とれてしまいました🐏🐏🐏

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さてお盆もあと一日。お盆参りに伺うと、里帰りされて家族そろってお参りして下さるご家庭も多いです。暑い中のお参りは大変ですが、とても楽しく有り難い時間をいただいております。

M33

さっき19時半くらいに、RCC中国放送の前を通りかかったとき、

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昨日ついに点灯したカープの優勝マジックナンバー33が大きく掲げられていました😄

 

だけど、今日負けてしまい、マジックナンバー消えてしまいました…😢

多分RCCのカウントダウンボードも、もうすでに撤収されているでしょう。

 

まあ、またすぐに掲げられるでしょうね❗️

がんばれカープ!(^^)!

 

8月6日 ヒロシマ

今日8月6日は、今から72年前、広島に原爆が投下された日です。

戦争の悲惨さに学び、平和への願いに包まれる日です。

 

今日たまたま見ていたテレビ番組で、ピカとピカドンの違いについて、なるほどなあと思った内容の放送がありました。

広島の人はみな知っているでしょうが、ピカとかピカドンというのは原子爆弾の俗称です。

原爆が落ちたとき「ピカッ」と閃光が発せられ、その後「ドン」という爆音が響いたところから、被爆当時の子ども達がピカドンと呼んだそうです。

 

余談ですが、昔から広島の小中学校では、原爆の日が近づくと平和学習をします。私が小学2年の頃だったか、あるとき学校で短編アニメ映画「ピカドン」を見せられました。当時ピカドンが何なのかよく分かってなかった私は、「ピカドンというキャラクターの楽しいアニメが見られる」と、アホな考えでワクワクしながら見ていると、ものすごく恐ろしい被爆の描写でビビりまくったことを思い出します。その後しばらく、飛行機の音を聞くと「原爆を落としに来たんじゃないか」と心底恐れたものでした。それくらい子ども心に衝撃的な映画でした。

 

話を元に戻して、私は今まで、ピカもピカドンも意味は一緒で、ピカドンを略したのがピカだと思っていました。多分同じように認識している人も多いのではないでしょうか?

ところがそのテレビ番組の内容は、爆心地から半径2㎞以内で被爆した人は、「ピカッ」という閃光は見たけれど、「ドン」という音は聞いていない。なぜなら爆音が届くよりも早く、爆風の衝撃波によって意識を失ってしまっているから。「ドン」という爆音を聞いた人は、爆心地から2㎞以上離れたところにいた人だということでした。

 

そういえば数年前に正廣寺で、ある方の被爆体験を聞かせていただく講演会をしたことがありました。その方は14歳の時に、爆心地から約2㎞離れた高台で被爆されましたが、その時の様子を、「空中で大きな火の塊のようなものがはじけ、中からどろどろに溶けた溶岩のようなものが流れ出て、急激に目に閃光が突き刺さった。同時に炎のような熱風が顔を覆い、それっきり分からなくなった」とおっしゃいました。その方も「ピカドンというけれど、ドンという音は聞いていない」と言われたのが印象的でした。

 

また、私は子どもの頃に祖母から「縁側におったときにピカが落ちたんよ」と聞かされました。当時、正廣寺は今の広島市西区天満町辺りにありました。爆心地からは1.5㎞くらいのところです。本堂も庫裏もなくなりました。今思えば、祖母もドンという音は聞いていなかったのかもしれません。

 

ピカかピカドンかは被爆した場所によって違う。こういったことも継承していくべきことだなとあらためて思った、今年の8月6日でした。

ひよっこ

NHKの朝ドラ「ひよっこ」を楽しみに見ています📺

今日の放送でちょっと心に残るシーンがありました。

 

ひよっこ」について知らない人のためにサラッとおさらいを。

 

東京オリンピックが開催される昭和39年から物語はスタートします。主人公みね子(有村架純)は茨城県の山あいの村にある農家の娘。お父さん(沢村一樹)は東京へ出稼ぎに行ってましたが、あるとき突然行方不明に。高校を卒業したみね子は、父に代わって家族を護るため東京へ集団就職し、同時に父の消息を探る。東京では様々な個性豊かな人たちと、笑いあり、涙ありのドラマを繰り広げますが、ついに消息不明だったお父さんと2年ぶりに再会‼️ところがお父さんは不慮の事故から記憶喪失になっており、家族のことも、自分のことさえも覚えていなかったのです‼️(韓流ドラマみたい)

 

さて、今日の放送で、みね子は勤め先の洋食屋「すずふり亭」に父を連れて行きます。すずふり亭は、かつて出稼ぎ中の父が、記憶をなくす前にたまたま立ち寄り、料理長佐々木蔵之介)に「いつか家族を連れて食べに来ます」と約束したお店でした。

父を連れて来たみね子に、おかみさん(宮本信子)は「よかったね」と声をかけます。

そして料理長はみね子のお父さんに、「また会えて嬉しいです」と言って握手を求めます。

しかし記憶をなくした父は、お店のことも料理長のことも覚えていません。握手をするのをためらいます。

すると料理長は、

「大丈夫です。私が覚えています❗️」

と笑顔で言われるのです。その笑顔と言葉にお父さんも安心したのか、料理長と笑顔で握手をされました。←ジーン😢

 

以上です😆

 

 

なんか、「大丈夫。私が覚えています」っていうのが、ちょっと阿弥陀さまのご法義(ほうぎ)とダブりまして…。

今私は毎日「なもあみだぶつ」とお念仏申し、ご法事などでは阿弥陀さまのお話をさせていただいておりますが、この先、たとえば私が記憶喪失とか、認知症とかによって、阿弥陀さまのことを忘れてしまうような身になるかもしれない。なもあみだぶつも忘れてしまうようなことがあるかもしれない。だけど、たとえ私が阿弥陀さまのことを忘れても、阿弥陀さまは「大丈夫。私はちゃんと覚えています。だから安心して」とおっしゃってくださる仏さまなんですね。

そんな阿弥陀さまのことをちょっぴり味わった今日の「ひよっこ」でした🐣

なもあみだぶつ。

 

お盆法要

昨日はお盆法要をおつとめさせていただきました。

高温注意報が発令された猛暑の中、お参り下さった皆さまには「ありがとうございました」の感謝の気持ちでいっぱいです。

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おつとめの後、呉市安浦町からお越しの廣幡康祐先生のご法話を聞かせていただきました。「阿弥陀さまの願いは、今、この私のところに届けられてありますよ」と、やわらかな口調で、丁寧にお取り次ぎ下さいました。

 

法要後は、皆さんと一緒におはぎをいただきながら談笑しました🍵

 山の上の小さなお寺ですが、これからも、誰でもお参りしやすい、ホッとできるようなお寺でありたいなと思っております。

なもあみだぶつ。

お盆法要のご案内

【日時】 7月30日(日)お昼2時~4時

【場所】 正廣寺本堂にて

【ご法話】呉市安浦町 信楽寺住職 廣幡康祐師

 

お盆というと、ふるさとのお墓参りを連想される方が多いと思います。もちろんお墓参りも大切なご仏縁ではありますが、浄土真宗ではお寺のご法座(ほうざ)に参り、み教えを聞かせていただくことが何よりも大切なご仏縁となります。

お盆をご縁として、一緒にお念仏のみ教えを聞かせていただきませんか?

どなたでもお気軽にお参りくださいませ。

手作りのおはぎをご用意してお待ちしております😄

なもあみだぶつ。

広島みなと夢花火大会

今日は広島みなと夢花火大会でした🎆 

正廣寺から打ち上げ場所の広島港1万トンバースまで、地図上の直線距離でだいたい5〜6㎞。山の上からなので、遠くてもキレイに見られてたのですが、

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数年前に広島駅新幹線口側にホテルが建ち、さらに昨年広島駅南口側に42階建てのマンションが建ったため、この有り様😢

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数年前まではきれいにまん丸に見えてた花火が、半分しか見られなくなりました。

あのマンションの人たちはさぞキレイに見えていることでしょう。

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花火のフィナーレの写真です。

42階建てを上回る花火はさすがに上がりませんでした。